BBCスタッフ、凍りついたペンギンを見殺しにできず「野生に干渉しない」ルールを破って救出する
野生動物のドキュメンタリー制作スタッフには、「野生に干渉してはいけない」という原則があるのだとか。
BBCスタッフが、ペンギンたちが水たまりで凍死するのを放っておけず、そのルールを破って救出しました。
Some moments are bigger than the rules #animals #bbc #rescue #shorts - YouTube
自然の摂理に従い干渉すべきではないことは理解していたものの、「もう見ていられなかった」と語るBBCスタッフ。
水たまりで凍りついて身動き出来なくなり、死を待つばかりだったペンギンたちを掘り起こして助けています。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●興味深いことにアッテンボロー(イギリスの著名な動物学者、BBCドキュメンタリーのナレーションで知られる)は、人間があまりにも干渉しすぎたため、この原則はもう当てはまらないと言っている。
↑ずっとそうだった。
↑100%そう、まったくの同感。
↑数羽の鳥がワニの歯をきれいにしたり、カラスが鹿のダニを取り除いたり、犬が猫同士のケンカを仲裁できる動物界において、人間が数羽のペンギンを掘り出すことは問題ないと思う。
↑80億人の人口が文字通り地球を加熱している。我々は自然を台無しにてしまったんだ。なのに、かわいいカメを救うなと言うのか。
●環境問題の専門家として言うが、時には片側の味方をして介入することもある。いつも自然の成り行きに任せているわけではない。だからこそ、飢えたり、凍えたり、傷ついたり、溺れたり、孤児となったりした野生動物が救助される。
冷静な観察と慈愛に満ちた観察の間には、取るべき均衡がある。個人の「見ていないところでの」アプローチは、生の軌跡や物語を変えことはあっても、自然の均衡が崩れるわけではない。
↑線引は……今回みたいに「動物と環境」かな? 「動物と動物」とは違う。食物連鎖を崩すわけではない。
●古い言い回しが頭に浮かんだ。「ルールを破る者はクズだが、仲間を見捨てる者はクズよりもたちが悪い」すべてのペンギンは私たちの仲間なのだ。
●人類は地球環境に、野生生物の進化では追いつけない急速な変化を引き起こしているというのに、極端な不干渉ルールは理解できない。
↑番組では、たとえ残酷であっても自然をありのままに見せることになっている。例えば、ライオンに追われるガゼルを助けるとライオンは餓死してしまう。しかし、今回のような場合、特に南極大陸では正しかったと思う。
生態系に悪影響が無い範囲なら、融通を利かせてもいいとの考えが目立っていました。