2025年12月12日 11:56

ペストが猛威を振るった1665年ロンドンの「1週間分の死因記録」…それ以外の死因も今とはまるで違う

 

ペストが猛威を振るった1665年ロンドンの資料…それ以外の死因も今とはまるで違う00
医学が飛躍的に発達した現代では、かつては致命的だった病気やケガも治療できるようになり、「死因の歴史」は大きく変化しました。

1665年ロンドンの「1週間分の死因記録」(約5500人)が海外掲示板で話題になっていました。

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(credit:Reddit/chata187

この週、ロンドンではペストが猛威を振るい、死者の約7割を占めるという恐るべき状況でした。街は死体であふれ、人々は恐怖に怯えながら暮らしていたとのことです。

『症状がそのまま死因として記録された例』
・ペスト(Plague):3880人(圧倒的最多)
・発熱(Feaver): 353人
・痙攣(Convulsion): 88人
・腸の激痛(Griping in the Guts): 74人
・浮腫(Dropsie): 40人

『現代では予防・治療可能な死因』
・肺結核(Consumption): 174人
・歯(Teeth): 113人 - 歯科感染症が全身に広がり死に至る
・くる病(Rickets): 23人 - ビタミンD欠乏症
・寄生虫(Wormes): 18人
・壊血病(Scurvy): 13人 - ビタミンC欠乏症

『時代を感じる特異な死因』
・過食・不摂生(Surfeit): 87人
・便秘(Stopping of the Stomach): 16人
・おなら(Winde):8人
・恐怖(Frighted): 1人
・悲嘆(Grief): 1人
・無気力(Lethargy): 1人
・坐骨神経痛(Sciatica): 1人

当時は病気の正確な原因を特定する手段がなく、表面的な症状がそのまま死因として記録されています。

現代なら歯医者に行くだけで済む話が当時は命取り。歯科治療が未発達だった当時、歯の感染が顎の骨を破壊し、血液に乗って全身に回り、心臓や脳に達して死に至るとのこと。

腸の激痛の背景にはさまざまな病気が考えられますが、例えば虫垂炎(盲腸)は手術法が確立される以前は致死率90%とも言われました。

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●坐骨神経痛ってマジ?

↑坐骨神経痛でどうやって死ぬんだろう? 自殺?

↑おそらく骨ガンの症状だったのだろう。

↑誰かも言っていたけど、きっとガンだろうね。でも坐骨神経痛持ちとして言うと、あれってバランス崩して転ぶこともある。実際に転んだこともあるし、そう考えると死因になる可能性もゼロじゃないかも。
うわ、考えたら怖くなってきた。シャワー中に発作が起きるんじゃないかといつもビクビクしてるのに!

↑リスト全体の中で、それが特に「何だこれ」って思った。

●おならで死んだ8人に喝采を。

↑あるいは、便秘で死んだ16人に。

●「恐怖」「無気力」「歯」が興味深い。

↑このリストには不可解な項目が多くて驚くけど、一番ゾッとしたのは「歯」だ。歯痛、とくに歯根膿瘍を経験したことがあるなら、どれほど恐ろしいか分かるはず。そんなもので死ぬなんて想像したくもない。
副鼻腔炎と誤診された歯根膿瘍を患ったことがある。治療は悪夢だった。ドレナージチューブを挿入され(吐き気を催すほど嫌だった)、抗生物質を3種類併用して、やっと落ち着いた。痛みは耐え難く、2週間はまともに食事できなかった。吐き気や悪寒もあった。
歯の膿瘍で亡くなったミイラの写真を見たことがあるが、頭蓋骨の損傷は本当に恐ろしかった。清潔な水、薬、電気、そして固まる猫砂まである現代に生まれて心から感謝している。

↑心筋炎も同じだよ。歯科感染を放置したときによく起こる結果の一つ。歯の健康は心臓の健康と深く結びついている。

↑心から、膿んだ歯を治療しなきゃいけないと気づいた。ここ数年、感染を繰り返しては抗生物質でしのいでいたけど……もう抜くしかないな。

●5319人中、54人が老衰(Aged)で死ぬまで生き延びたんだね。

●歯が原因で113人が死亡したって? よし、歯磨き嫌いのうちの子供に見せる(笑)

●「聖トマス使徒教会で階段から転落」で1人死んでるんだが、なぜかわからないが妙に怪しい感じがする。

●歯だよ、みんな。歯を大事にしよう。


現代医学のありがたみを実感します。

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