2026年03月12日 18:23

「4兆円もかけたのに…」教科書をタブレット化したアメリカ、親世代より能力が低下したことが判明

 

「4兆円もかけたのに…」教科書をタブレット化したアメリカ、親世代より能力が低下したことが判明
教室にタブレットやパソコンを導入する教育は、いまや世界中で「当たり前」になりつつあります。

しかしアメリカでは、その取り組みに300億ドル(約4兆5000億円)以上を投じた結果、専門家が警鐘を鳴らしています。

Reddit/gdelacalle

「アメリカは教科書をやめてノートパソコンやタブレットに切り替えるために300億ドルを費やした。その結果が、親世代より認知能力の低い、史上初の世代だ」

神経科学者のホーヴァス氏が米上院で証言したところによると、Z世代(※1990年代中盤から2010年代序盤に生まれた、デジタル・ネイティブの最初の世代)は現代史上で初めて、標準テストのスコアが前の世代を下回った世代になったのだとか。

学校でのパソコン使用時間が長いほど、スコアが低いという相関データも示されています。

背景にあるのは「注意力の分断」です。タブレットには授業よりずっと面白いコンテンツへのアクセスが常に開かれていて、集中が途切れると記憶の定着も弱まります。

ホーヴァス氏「学ぶとは本来、努力が必要で難しいものだ。その摩擦こそが、学びを深くする」

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●子供が深く集中して考えるには、静かで邪魔の入らない時間が必要だ。でも実際には、中毒性の高い短いコンテンツにずっとさらされている。責任ある使い方をすれば話は別だが、大半の人がそうできているかというと……おそらくそうではないだろう。

↑タブレットには数学や歴史よりずっと面白いものが、スワイプひとつで手に入る。史上最強の気を散らす装置を渡しておいて、勉強しないと嘆くのはちょっと無理がある。

↑小学校でiPadやChromebookを使う意味が本当にわからない。中学で作文やレポートを書く段階からなら、まだ理解できるけど。

●ハードウェアを売って儲けた側がいて、今度は学力低下した子を持つ親向けに高額な補習サービスを売る。うまくできた仕組みだ。

↑教科書のPDFに236ドル払ったことがある。印刷もコピーも禁止、3か月でリンクが切れるタイプも経験した。こんなことが許されているなんて正気じゃない。

●以前PTA会長をしていた。タブレットの導入は学校が投資している「証明」として機能していて、SNSでいいねを集め、保護者にも歓迎された。教師を増やすよりiPadを買うほうが安上がりだという事情もある。テクノロジーのない学区から転校させる親が出るほどの圧力が、15年前にはすでにあった。

↑うちの学区も同じだ。野外教育で知られていたのに、新体制になってから10年で授業もクラスも縮小し、ベテランの先生が次々と去っていった。「将来の生徒数減少に備えたコスト削減」が理由だったが、それ自体が衰退を招いた。

●子供たちがOneNoteで宿題をしている姿を見るたびに胸が痛い。

↑OneNote!? なぜ、なぜ、なぜ……。

●テクノロジーが人を愚かにする段階にとうとう達した。人類のピークはもう過ぎたのかもしれない。

↑カール・セーガンは1990年代に「批判的思考が衰退し、迷信と暗闇へ気づかぬまま滑り落ちていく」と警告していた。著書『悪魔にとりつかれた世界』の言葉だが、今読むとぞっとするほど当たっている。

↑初めて読んだとき(90年代後半)は大げさだと思っていた。今となっては、彼は完全に正しかった。


便利なテクノロジーは教育の可能性を広げる一方で、使い方によっては学び方そのものを変えてしまうのかもしれません。

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