子供を守るために"口うるさい父親"を演じたエピソード

親が子供を助ける場面はさまざまありますが、その方法も十人十色です。
海外の父親が息子のために考えた「合図」の話が、海外で大きな反響を呼んでいました。
口うるさい親を"演じる"ことで、息子のプライドも守りながら危険な状況から救い出したというエピソードをご紹介します。

―夜11時、息子が『X』という文字をメールで送ってきた。
それが、私たちの間で決めている合図だ。
意味はこうだ。
『状況がおかしくなってきた。ここから脱出させてほしい。でも、父さんが悪者に見えるようにしてほしい』
私はすぐに電話をかけ、『怒った父親』の口調で言った。
『出かける前にガレージを片付けろって言っただろ!今すぐ家に帰ってこい、さもないと1ヶ月間外出禁止だ!』
息子は電話を切ると、友達に向かって目を回しながら、
『うちの親父、マジでキチガイだよ。もう帰るよ』と言った。
彼は車に乗り込み、無事に帰ってきた。
『密告者』にも『ダサい奴』にもならずに済んだ。
ただ、うるさい親を持つ子供でいればよかっただけだ。
それで息子の安全が守れるなら、私はその『役』を毎日でも引き受けるよ。―
父親があえて「嫌われ役」を引き受けることで、息子は自然な形でその場を離れることができたというエピソード。
友人関係や空気を壊さずに逃げ道を作るこの方法は、思春期の子供にとって大きな支えになるのかもしれません。
信頼関係があるからこそ成立する、静かな連携プレーと言えそうです。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●私もうちの子供らとこれと同じことをしたことがある。子供たちの居心地が悪くてまずいときは、私は喜んで「意地悪なママ」を演じる。そうすることで、子供たちは自分の直感に耳を傾けるようになるからね。私はいつでも子供たちにとって安心できる場所であり続けるよ。
↑まさに、これを友達らとしてるよ。どんな状況でも、困った時の出口にはオレが頼りになると、彼らは分かってる。いつでもその役を演じられるからね。
オレの葬式にも来ないような見知らぬ人たちに、悪者だと思われても構わない。オレが「変人」役を買って出るよ。いつでも、どんな時間でも、泣きながら「緊急だ」って電話をかけてやるよ。ただひと言、合図をくれればいい。
↑おまえ最高の友達だな。
●うちの父親は「お前ら、マジで変だよ。もう帰る」って言えるように教えてくれた……
僕が15歳の時、母親と妹も同席している前で父親がそう言ったんだ。それがすごく効果的で、父親は一度言っただけで済んだし、その言葉は今でも心に刻まれている。父親に会って「ありがとう」って言えていないんだけどね
↑厳しい教訓だな。
●「Y」という文字は何を意味するの?
↑友達がいやらしい、ママをよこして。
↑他にもあと25くらい合図が必要だろ。
●もし父親とそんな関係にあるなら、それは本当に恵まれているので、その関係を大切にすべき。
↑本当に。子供を持つべきじゃない人もいる。私の両親もそこに含まれる。
●「X」の文字は「ただちに行動、後で何も聞くな」という意味だと言っていた。僕はバカなことをいくつかしてしまったけど、電話しても叱られないと分かっていたおかげで、家を出てから起きた2件の飲酒運転事故を免れることができた。
●うちの子なら、「こんなの知るか」って言ってそのまま帰るだろうな。
●とは言え、彼がそのメッセージを送れるくらい安全だったという事実だな。
親が「悪者」になることで守れるものもあるのだと、考えさせられるエピソードでした。



















