カテゴリ : ニュース解説
先日、こんなニュースがありました。
中国語で「ハッカー」は黒客(ヘイクー)と言うのだと電脳コイルで言ってましたし、この記事でもやはり「黒いもの」、つまり犯罪者扱いですね。
一般的な認識でも「ハッカー」というと他人のコンピュータに侵入する人という意味で記憶されてるようです。
しかし、本物のハッカーたちの間では、そういう意味では使われてません。
さて、本物のハッカーはどういう意味で「ハック」や「ハッカー」という言葉を使うのでしょうか? そして本物のハッカーとはいったいどんな人たちなのでしょうか?
ちょうど出しそびれていた本物のハッカー5人を紹介する記事がありましたので、それとあわせてご紹介します。
先日、公衆電話がうるう年を処理できなくてサービス停止というニュースが流れました。
自己診断プログラムに欠陥があり、次の診断日時を設定する際、うるう年を考慮できなかったことがきっかけで、障害が発生したのだそうです。
こういったソフトウェア──機械的・物理的なもの(ハードウェア)以外の部分──の欠陥は、日増しに増えています。
2005年には証券取引所で単純なプログラムミスで半日取引停止になっていますし、同年にウィルス対策ソフトウェアが障害を起こしてパソコンがまともに動かなくなるなどの症状を出しました。
普通に使われてるパソコンに入ってるOSと呼ばれるソフトウェアも、毎月のように欠陥を見つけては修正を配布しています。
さて、こういった問題はなぜ起こるのでしょうか?
ちょうど先日、NHKのクローズアップ現代でソフトウエア危機〜誤作動相次ぐハイテク製品〜という特集をやっていたこともあり、気になる人も多いでしょう。
今回は少し真面目に、ソフトウェア問題を考えてみようと思います。
先日のMacworld Expoで発表された世界一薄いノートパソコンMacBook Airが話題です。しかしモバイル用としては大きすぎること、予備の電池と交換しながら使うといったタフなモバイル環境に対応できないこと等々、モバイル向けノートパソコンとしては欠陥だらけで、ファッション業界向けじゃないかという指摘まで飛び出す始末。
それはそれでいいのかもしれませんが、寿命の見えてきたWindows XPと死んでも使いたくないWindows Vistaとの間に挟まれてMacへの逃げ道を期待していたモバイラーたちを落胆させたことには変わり無いようです。
さてそんな中、同じくMacworld Expoで発表されたApple TVのアップデートに注目する人たちをちらほら見掛けました。
ワーナーのBlu-ray単独支持でBlu-ray vs HD DVDの次世代DVD規格戦争に決着が付いたかと思われた直後のことで、これはひょっとすると「次世代DVD」そのものが要らなくなるんじゃないかと思わせるものです。
これはどういうことなのでしょうか?
本家アメリカではすでにスタートしているAmazonのDRMフリーの音楽配信サービス。とうとうワーナーミュージックもこの配信に参加することになったようです。
Warner to sell copyright-free songs on Amazoncopyright-free、著作権フリーと書かれてますが、DRMフリーの間違いです。
米アマゾン、コピープロテクトなしの楽曲オンライン販売を開始日本でも情報出てますね。
さて今回は、DRMとはなにか、DRMをなぜかけずに音楽を配信するのか、というあたりのお話をしてみようと思います。
先日日本で散弾銃乱射という恐ろしい事件が起きました。佐世保猟銃乱射事件です。2人の命が失われ、6人が重軽傷という痛ましい結果になってしまいました。
このニュースを受け、各種マスメディアは銃の所持許可審査が甘いのではないかとか、銃が持てることがおかしいとか、そういう論調で報道を繰り返しています。見出しに厳罰化求む書いた記事などもありました。
TVのワイドショーなどでは過去の銃が使われた事件や銃の出回ってる数を示して、まるでいつ自分たちが銃撃されるかわからないような論調です。
はたして本当にそうでしょうか?
ちょっと気になったので調べてみました。
このところ、外食産業のアルバイト店員が書いたブログや日記が、相次いで話題になりました。
テラ豚丼事件を火蓋に、ケンタッキーゴキブリ事件、バーミヤンゴキブリ事件と、いずれもネットで炎上し、ニュースになりました。
はてはmixiでミスド店員が、ドーナツの真ん中に穴を開けていたと発言だとか、「いつも客に死体出している」mixiでアルバイトによる衝撃告白相次ぐだとか、ジョークのネタにまでなっています。
これを「若者のモラル低下」と捉える人もかなりいました。
はたしてそうでしょうか?
今回は本当にモラルの問題なのか、外食産業に何が起きてるのかを、少し考えてみたいと思います。
USドルの落ち込みが最近激しいです。この暴落ぶりは、2006年の5月以来で、そのときよりもさらにひどい落ち込み具合ではあります。
そして、USドルが落ち込むと、どこかの為替がそれに対して上がる、あるいは一緒に落ちるなど、経済というのは相互関係があるので、為替が色々とおもしろいことになっています。
ドルが落ちると対ドルで、どこの為替も一瞬上がります。もちろん対ドルに対してだけですが、円はドルにつられるところが大きいので、対ユーロや対ポンドに対しても一時的な円高とは言え、あまり芳しくありません。海外旅行に行かない一般人でも為替が暴落となると、間接的な影響が出てきます。
しかし一番気になるのは、いったいこのドルはどこまで暴落するの?
ここですね。
「オープンソース」というのをご存じでしょうか。数年前に流行後大賞にもノミネートされた言葉で、実際2000年ごろから、IT業界ではとても話題になった単語です。
オープンソースで書かれたソフトウェアには、携帯電話や格安パソコン、エレベータやカーナビの制御に使われてるLinuxや、今やモダンブラウザの中ではトップシェアを誇るFirefox、Microsoft Officeの代替ソフトであるOpenOffice.orgなどなど、高性能なソフトウェアがたくさん存在します。
これらのソフトウェアは、みな無料で使え、「ソースコード」と呼ばれるプログラマが実際にプログラミングをしたままの形式で入手することができます。これは改造や流用が用意なことを意味します。
オープンソースのソフトウェアはそれこそ星の数ほどあり、それらはGoogle躍進の源動力となったり、銀行システムに使われるようになったり、WindowsやMac OS Xといったパソコン用OSに流用されたりしています。
かつてWeb 2.0と呼ばれたような、ウェブを変革するほどの新しくて無料で使えるサービス群たちも、このオープンソースが源動力となり、そのサービスにも「オープンソースの考え方」が反映されているものがとても多いのです。
さて、このようなソフトウェアは、誰が何のために書いてるのでしょうか? そしてオープンソースとはいったいなんなのでしょうか?
それをひもとくには、実に40年の月日をさかのぼる必要があります。詳細は「続きを読む」からどうぞ。
10月2日、ついに手元にiPod touchが届きました。
期待はもちろんしていたのですが、これは想像以上にすごいものです。今までのiPodはせいぜい「よくできたオーディオプレイヤー」といったところで、操作性の良さとiTunes Storeで買った曲がすぐ聞けるというくらいのメリットしかありませんでした。
しかし、iPod touchは違います。もはやただのオーディオプレイヤーではありません。
iPod付き携帯電話として開発されたiPhoneと同じシステムが入ってるだけあって、その進化っぷりは従来のiPodの魅力がまるで消えてしまう程です。
そしてこのiPod touchとiPhoneは、日本のモバイル市場、携帯電話市場をあっさりぶち壊してしまうかもしれません。詳細は以下より。
ここ数年、新聞やテレビで格差社会という言葉をよく見るようになりました。実際、経済格差はけっこう広がりつつあります。富める者はますます富めるようになり、貧しい者はますます貧しくなる。それが格差社会です。
しかし、格差があるとはいってもそれなりに食べてはいけますし、共働きならどうにか子供の一人くらいは育てられるくらいは稼げたりします。
……今ならば。
数十年後、いや、あるいは数年後かもしれません。その「食べていける」というレベルの格差すら生ぬるい、本当の格差社会がやってくるかもしれません。
これを一言でいうなら、「情報格差」です。それを以下より解説します。
地デジ完全移行で約2%が「テレビを見るのをやめる」という記事がありました。2%も見なくなるのか、と思いましたが、よくグラフを見ると2%どころではない模様。どう見ても10%くらいの人が現行の地上波放送を見なくなるというアンケート結果です。
詳細は以下より。
ようやく新型のiPod、iPod touchが発表されました。これは先頃アメリカで発売されたiPhoneと同じシステムを搭載しており、まさに電話レスiPhoneという感じになっています。
iPhoneの操作性の高さ、革新的なインターフェイスは、すでに日本でもいくつも紹介されてる動画で見ることができます。らばQでも以前に字幕をつけてご紹介したことがあります。
さて、そのiPhoneの操作性をそのまま受け継いだ新型のiPod touch。これを手に入れる事でどんな生活になるのでしょうか。ちょっと想像も入ってますが、ストーリー仕立てにしてみました。以下よりどうぞ。
GIGAZINEさんの記事で紹介されてる120kcalの食べ物の写真いろいろですが、決してこれは好奇心を満たすためのものではないと思います。これはたぶん、本当にダイエットするための道具でしょう。
今回はすべてのダイエッター必見。これを読まずしてダイエットするなかれ、という感じで詳細は以下。
P2Pとかその辺のお話という、海外の著作権情報を伝えてくれているブログがあります。詳しい情報を書いてくださるサイトで、こちらでもよく参考にさせていただく事があり、トラックバックも何度か送らせて頂きました。そんなおり、私信めいた記事を頂きましたので、反応させて頂こうと思います。
私もこのブログを始めるにあたって、海外の著作権関連の事件に目をやるようになり、その日本との違いに日々驚いています。
先日の「わざとダウンロードさせて違法コピーで逮捕する企業が現れた! コマンド?」という記事では、そうした驚きと、以前から懸念していた著作権が文化を壊す問題とが交錯し、ちょっと表現が過激になりすぎたかな、という気はしてました。「P2Pとかその辺のお話」さんが指摘されてる通り、すぐに逮捕や起訴ということになる話ではなかったのかもしれません。しかしソーシャルニュースサイトDiggなどで大きく問題が取り上げられたために、件のニセ動画サイトが閉鎖というところまで持って行けたのではないかとも思います。
また、著作権問題は興味をひくのか、この記事はあちこちの個人ニュースサイトやブログでご紹介いただき、はじめて1ヵ月程度でサイトデザインも仮のままというこの「らばQ」が、いきなり累積5万PVを突破するという事態になりました。らばQメンバー一同、これには驚きと喜びと感謝でいっぱいです。
そうしたサイトでの反応を追っていますと、やはり「人ごとではない」という不安をお持ちの方が多い印象でした。それだけ現在の著作権者、正確には著作権隣接権を管理してる団体への不信感が広まってる証拠だと思います。
今回はP2Pとかその辺のお話へのご挨拶返しという意味も込めながら、アメリカで起こった喫茶店での著作権使用料懲収のトラブルをご紹介させて頂こうと思います。